スレッガー・ロウの名言・セリフ一覧!ミライへの言葉とビグ・ザム戦での判断

スレッガー・ロウ

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スレッガー・ロウの言葉は短く、口も軽いのに、肝心なところだけが芯になって残ります。

ミライへ向けた「この人は本気なんだよ。わかる!?」、ブライトへ返した「じゃあやらねえ。当てる自信がねえからよ」。

ビグ・ザムとの戦いのさなかにアムロへかけた呼びかけ、ミライ少尉の名前を呼んで今の気持ちとの付き合い方を説いた言葉、艦そのものを敵へ向けさせた指示まで、場面ごとの調子の違いは言葉の形にそのまま出ています。

きれいな人と乗り合わせたことを喜ぶ軽口まで残っているので、強い言葉ばかりではありません。

セリフの表記は、資料によって句読点や漢字が少しずつ違います。

スレッガー・ロウの名言・セリフ一覧

照れを隠すような軽口と、人を押し返す強い一言が、同じ人から出てきます。言い方はばらばらでも、どれも説明を省いたところで終わりました。

この人は本気なんだよ。わかる!?

サイド6から出港する際、決死の覚悟で先導を申し出たのがカムランでした。その提案を一蹴しようとしたミライに平手打ちを食らわせて、スレッガーはこの言葉をぶつけています。

「この人」とは、先導を買って出たカムランのこと。自分の主張を通すためではなく、他人の本気を代わりに保証するために声を張った一言でした。

普段のお調子者とは違う、シリアスな一面が出た場面でもあります。手を上げるという手荒さと、守ろうとしたのが他人の覚悟だったという中身の落差が、この一言を忘れにくくしているのだと思います。

「そうだよ。カムランさん。気合の問題なんだ。」というカムラン本人への言葉と並べても、立ち位置は同じ。どちらも、カムランの覚悟を後押しする側の言葉です。

当てる自信がないと言って引き受けなかった人が、人の覚悟についてだけは一歩も引きませんでした。押しているのが自分の都合ではないところに、私はこの人らしさを感じます。

※「この人は本気なんだよ、分かる?」「この人は本気なんだよ!」と書く資料もあります。

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指輪を頼むよ、少尉!

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母の形見の指輪を預けた相手は、ミライでした。呼びかけは名前ではなく「少尉」です。

預けるときの言葉としては「安物なんだがね、おふくろの形見なんだ」も残っています。値段を先に下げてから渡すのが、この人の照れ方なのだと思います。

頼みごとの形にしてしまえば、受け取る側は断れません。「俺にとっちゃ…少尉はまぶしすぎるんだ、世界が違うんだな」という言葉も残っていて、少尉と呼ぶ相手との間に線を引いたままの言い方に見えます。

私情は禁物よ。奴の為にこれ以上の損害は出させねえ。悲しいけどこれ戦争なのよね。アムロ、下から突っ込むぜ!

向かっていく敵はビグ・ザム、名前を呼んでいる相手はアムロ。ビグ・ザムに挑みながら、最後にアムロの名前を呼んで突っ込む合図を送っています。

私情を切る宣言、損害を出さない判断、悲しいという本音、突っ込む合図。そのすべてが、ひと息の中に収まっていました。

真ん中の一文だけを切り出した「悲しいけど、コレ戦争なのよね。」も、アムロ・レイへ向けた言葉として伝わっています。前後は命令と合図なのに、真ん中だけが感情のまま置かれました。

敵へ向けた言葉ではなく、味方の名前を呼ぶ言葉の中で悲しいと認めているところに、この人の本音の置き場所が見える気がします。

私情は禁物と言い切った本人が、同じ息で悲しいと認めていました。この矛盾を直さずに口に出したことが、この一言が何度も引かれる理由だと思います。

※「悲しいけど これ戦争なのよね」「悲しいけど、これ戦争なのよね!」と書く資料や、「アムロ! 下から突っ込むぜ!」と書く資料もあります。

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大砲でも戦闘機でもいいぜ

専門を問われて返したのが、どちらでも構わないという答えでした。誰に向けた答えなのかは分かっていません。

自分の腕を売り込まず、使う側に選ばせる言い方になっています。名乗りも「スレッガー・ロウ中尉だ。今日付けでこっちに転属になった」と短く、自分の説明に手間をかけない人でした。

どちらでもいいという返事は、裏返せばどちらも扱えるという意味になります。腕の話を一度もしないまま、できることだけが伝わってきます。

※頭に「(専門?)」と相手の問いかけを添えて書く資料もあります。

じゃあやらねえ。当てる自信がねえからよ

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ブライトへの返事として出た言葉でした。理由を状況のせいにせず、当てる自信がないと自分の側で引き取っています。

ただ、自信がないと言っているのはこの場面の一発についてだけで、腕前全般の話ではありません。当たるかどうかの見積もりをそのまま口にするのは、できると言うより勇気が要ります。

専門を問われてどちらでもいいと答えた人が、ここでは引き受けませんでした。この断り方には、当たるかどうかを自分で見積もれる人の計算がにじみます。

外すかもしれない一発を引き受けないほうが、現場では正しいこともあります。

※「じゃあやらねえ」「当てる自信がねえからよ」と、前半か後半だけを引く資料もあります。

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ミライ少尉、人間、若い時はいろんなことがあるけど、今の自分の気持ちをあんまり本気にしない方がいい

ミライ少尉と名前を呼んで、本人へ直接かけた言葉でした。直後にはミライのほうから質問が返り、話はそこで終わらずに続きました。

若いころの気持ちを否定せず、本気にしすぎないほうがいいという距離の取り方だけを手渡しています。

引っかかるのは、本気という同じ語が逆向きに使われていたことでした。他人の覚悟は本気だと押し通したのに、若い相手の気持ちには同じ言葉を預けていません。

しかも、平手打ちまでしてカムランの本気をかばったときも、言葉を向けた相手はミライでした。一方は声を張って他人の覚悟を認めさせ、もう一方は名前を呼んで自分の気持ちとの距離を勧めています。

同じ人へ逆向きの本気を差し出したように見えて、私には同じ考えの表と裏に思えます。若い気持ちは揺れると知っていたから、揺れない覚悟のほうにだけ本気という言葉を使ったのかもしれません。

※「ミライ少尉…人間、若い時はいろんなことがあるけど…」と途中までを引く資料もあります。

ホワイトベースを敵に向けてくれ。慣性飛行しているから出来るはずだと思うがな

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ホワイトベースそのものを武器のように敵へ向けさせる指示です。できるはずだという理屈を添えて、命令の形にしていません。

慣性で飛んでいるのだから向きだけは変えられる、という計算がそのまま言葉になりました。言い切らずに最後をゆるめたまま、やることだけは動かしていません。

「どうだい。俺の乗っている艦に特攻なんかかけるからよ!」という言葉も残っています。艦を自分のものとして扱う人が、同じ艦を敵へ向けろと頼んでいました。

一番強いのは指示の内容ではなく、艦の使い方そのものを変えてしまう発想のほうだと思います。

※「慣性飛行をしているからできるはずだと思うがな」と書く資料もあります。

セリフと、分かっている相手・言葉の形
セリフ分かっている相手言葉の形
この人は本気なんだよ。わかる!?ミライ(先導を申し出たカムランをかばう場面)口に出した言葉
指輪を頼むよ、少尉!
私情は禁物よ。奴の為にこれ以上の損害は出させねえ。悲しいけどこれ戦争なのよね。アムロ、下から突っ込むぜ!向かう敵はビグ・ザム、名前を呼ぶ相手はアムロ口に出した言葉
大砲でも戦闘機でもいいぜ
じゃあやらねえ。当てる自信がねえからよブライト口に出した言葉
ミライ少尉、人間、若い時はいろんなことがあるけど、今の自分の気持ちをあんまり本気にしない方がいいミライ(直後にミライが質問を返す)ミライへ直接かけた言葉
ホワイトベースを敵に向けてくれ。慣性飛行しているから出来るはずだと思うがな

スレッガー・ロウの名言・セリフまとめ

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スレッガー・ロウの言葉は、どれも長さが足りません。説明を省いたぶん、その場での判断だけがむき出しで残ります。

他人の覚悟は声を張って庇ったのに、その場の一発については当てる自信がないと言って降りました。押す相手と引く相手がはっきり分かれているところが、この人のセリフの芯になっています。

悲しいと認めたままアムロへ合図を送って突っ込み、ミライには、今の気持ちを本気にしすぎるなと名前を呼んで言い聞かせていました。平手打ちとともに張り上げた一言と、同じ相手へ向けた諭すような一言を並べると、この人の優しさがどこへ向いていたのかが見えてきます。

専門を問われたときの返事のように、誰へ向けた言葉かが分かっていないものも混じっています。

表記が資料ごとに少しずつ違っても、言っていることの向きは変わりません。軽口の人として覚えていると、押し返した一言のほうがあとから重くなります。

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