バナージ・リンクスの名言・セリフ一覧!ガンダムUCの名場面とあわせて紹介

機動戦士ガンダムUCのバナージ

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バナージ・リンクスのセリフは、ユニコーンガンダムに乗り込んだ時点と物語の終盤とで、言っていることが大きく変わります。

この記事では、バナージ本人が言った19のセリフを物語の順に並べ、確認できた範囲で場面・誰に向けた言葉か・話数を添えました。

話数はOVA版のepisode番号と、TV版『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の話数を両方書いています。どちらで見ていても該当の場面へ戻れるようにするためです。

よく知られた「それでも」は、もともとマリーダ・クルスがバナージへ向けた言葉です。本人のセリフと、本人へ向けられた言葉は分けて扱います。

バナージ・リンクスの名言・セリフ一覧

話数の数え方はOVA版とRE:0096で違います
OVA版のepisode番号と、TV版『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の話数は別の体系です。同じ場面がepisode4と12話のように違う数字で呼ばれるため、下の表では確認できたほうを両方載せました。

ユニコーンガンダムの起動から最後の対話まで、物語の順に並べたものです。話数が分かるものは、そのつど添えています。

並べると、拒むところから始まり、迷い、最後に引き受けるところまで進んでいるのが見えてきます。序盤で箱を渡してしまえばいいと言った人が、終盤には自分から使い道を口にします。

セリフの文言は資料によって細かく違うものがあります。違いが確認できたものは、そのセリフの注記に書きました。

セリフと話数の対応(OVA版/RE:0096)
セリフOVA版episodeRE:0096の話数
私のたったひとつの望み、可能性の獣、希望の象徴…episode1 ユニコーンの日2話・3話に分割
みんな、明日の予定だって、来週の予定だってあったんだ。3話
君はどうしたいんだい。4話
箱なんて…箱なんて渡しちゃえばいいでしょう!5話
こんな、こんなの悲しすぎます…7話
それでも! それでもあなたはマリーダさんだ。7話
遊びなもんか!9話
あんただけは、落とす!9話
やりました……。やったんですよ! 必死に!episode4 重力の井戸の底で
でも……わからないからって、哀しいことが多すぎるからって、episode412話
俺は人の悲しさを、悲しいと感じる心があるんだってことを忘れたくない!episode4 重力の井戸の底で12話
それは願いなんかじゃない、呪いだ!episode4 重力の井戸の底で12話
俺は箱の鍵じゃない、人間だ。12話
助けたい人がいるんです。オードリー・バーン。episode5 黒いユニコーン13話
なんだか、他人事みたいだ。episode6 宇宙と地球と16話
みんなのために、みんなのために使う!episode6 宇宙と地球と17話
人の未来は人が作るものだ。episode6 宇宙と地球と17話
ニュータイプが新たな人の形であるなら、20話
器だなんて、たとえ造り物であっても、episode7 虹の彼方に

私のたったひとつの望み、可能性の獣、希望の象徴…父さん…母さんごめん、俺は…行くよ!

ユニコーンガンダムを起動させるときの独白です。OVA版ではepisode1「ユニコーンの日」にあたります。

前半の「可能性の獣」「希望の象徴」は機体のシステム表示に由来する語で、そこから父と母への呼びかけへ移っていきます。

乗り込む前に謝っているのが、この時点のバナージです。戦う理由はまだ自分の中になく、目の前の事態に押し出されていることが読み取れます。

※RE:0096では2話と3話に分けて掲載している資料もあり、話数表記は資料によって割れます。

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みんな、明日の予定だって、来週の予定だってあったんだ。あんなの、人の死に方じゃありませんよ!

バナージ・リンクス
出典元:公式HP

RE:0096では3話のセリフです。死んだ人たちのことを、明日や来週の予定という言葉で語っています。

戦場の言い回しをまだ持っていない少年が、自分の知っている言葉だけで抗議している形です。

人数や戦況ではなく、失われた日常の側から数えているところに、このあとのバナージの立ち位置が出ています。

君はどうしたいんだい。しなければならない事じゃなくて、君がやりたい事を。

オードリー・バーン(ミネバ・ラオ・ザビ)
出典元:公式HP

オードリー・バーンへ向けた、RE:0096では4話の言葉です。

ミネバ・ラオ・ザビとして動く彼女に、しなければならないことではなく本心を教えてほしいと尋ねています。

相手の立場ではなく相手自身を見ようとする問いかけで、二人の関係の始まりにあたる場面です。

※末尾は資料によって「君自身がどうしたいのかを教えてよ」という表記もあります。

箱なんて…箱なんて渡しちゃえばいいでしょう!

RE:0096では5話。ラプラスの箱そのものを拒む言葉です。

何なのか分からないもののために人が大勢死ぬのなら、渡してしまえばいい、という理屈になっています。

箱の価値をいっさい認めていないこの言い方が、終盤で自分から使い道を語る場面との対比になります。

こんな、こんなの悲しすぎます…

マリーダ・クルス
出典元:公式HP

RE:0096では7話のセリフです。同じ語を繰り返すことしかできていません。

理屈で受け止めるより先に、感情のほうが出てしまったことが、この短さに表れています。

そしてこの直後に続くのが、マリーダ・クルスへ向けた「それでも」の言葉です。

※資料によっては末尾に「それでも…」を付け、次のセリフと一続きで掲載しています。

それでも! それでもあなたはマリーダさんだ。だから感じた、だから分かった

マリーダ・クルスへ向けた、RE:0096では7話のセリフです。

「それでも」はもともとマリーダがバナージへ渡した言葉で、それを今度はバナージが本人へ返しています。

相手の過去に何があっても、自分が感じ取ったものは変わらない、という言い方になっています。受け取った言葉を、受け取った相手へそのまま使ったセリフです。

ソラガン
このセリフだけは、バナージひとりの言葉というより二人の言葉に聞こえます。

遊びなもんか!自分が死ぬのも、人が死ぬのも冗談じゃないと思うから、やれることをやっている!

RE:0096では9話。戦いを遊びのように扱われたことへ、真正面から言い返しています。

自分が死ぬのも人が死ぬのも冗談ではない、というだけの理由で戦っていると言い切りました。

大義や所属をひとつも持ち出していないところが、この時点のバナージの答えです。

※語尾は資料によって「やれることをやってるんでしょう!」という表記もあります。

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あんただけは、落とす!

フル・フロンタル
出典元:公式HP

フル・フロンタルへ向けた、RE:0096では9話の短いセリフです。

理屈がいっさいなく、落とすという一点だけを口にしています。

バナージがここまではっきり敵意を向ける相手はほとんどいません。だからこの短さが、そのまま強さになっています。

※資料によっては「今度は外さない」が続く形で掲載されています。

やりました……。やったんですよ! 必死に! その結果がこれなんですよ! モビルスーツに乗って、殺し合いをして、今はこうして砂漠を歩いてる! これ以上なにをどうしろって言うんです! 何と戦えって言うんですか!

スベロア・ジンネマン
出典元:公式HP

OVA版episode4「重力の井戸の底で」、砂漠を歩く場面でスベロア・ジンネマンへぶつけた言葉です。

必死にやった、その結果がこれだ、という言い方で、やってきたことが何にもならなかったと訴えています。

戦う理由を自分で説明できなくなった状態で、ここがこのあとの変化を読むときの起点になります。

ソラガン
この叫びを覚えていると、終盤の落ち着いた言い方が効いてきます。

でも……わからないからって、哀しいことが多すぎるからって、感じる心を、止めてしまっては駄目なんだ。

同じepisode4、RE:0096では12話。スベロア・ジンネマンへ向けた言葉です。

分からないことや哀しいことが多いという前提を認めたうえで、それでも感じる心を止めてはいけないと言っています。

絶望を否定するのではなく、絶望を抱えたまま進むという言い方です。砂漠で叫んでいた人物が、自分で立ち上がるところにあたります。

※「哀しい」は資料によって「悲しい」と表記されます。前のセリフと一続きで掲載している資料もあります。

俺は人の悲しさを、悲しいと感じる心があるんだってことを忘れたくない!

episode4「重力の井戸の底で」、RE:0096では12話。スベロア・ジンネマンへ向けた宣言です。

人の悲しさを悲しいと感じる心があること自体を忘れたくない、と自分の望む人間像を言葉にしています。

「キャプテンと同じように!」と続くので、目の前の相手を引き合いに出した宣言でもあります。

※「悲しさ」は資料によって「哀しさ」と表記されます。

それは願いなんかじゃない、呪いだ!

ロニ・ガーベイ
出典元:公式HP

ロニ・ガーベイへ向けた、OVA版episode4/RE:0096では12話のセリフです。

相手が願いと呼んでいるものを、ひと言で言い換えて否定しています。

長く説き伏せるのではなく、短く断ち切る形になっているところに、この場面の切迫が出ています。

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俺は箱の鍵じゃない、人間だ。そしてお前は、人の力を増幅するマシーンなんだ。

ユニコーンガンダムへ語りかけた、RE:0096では12話のセリフです。

自分は箱の鍵ではなく人間であり、機体は人の力を増幅する機械だと、役割の線を引いています。

道具として扱われる側にはならない、という宣言です。終盤でフル・フロンタルへ返す答えと、同じ考え方で通っています。

※「悲しさを感じる心を信じる人間の為に」と「悲しさを感じる心を知る人間のために」で、資料によって語が割れています。

助けたい人がいるんです。オードリー・バーン。みんなが、ミネバ・ザビって呼んでる女の子です。

ブライト・ノアへ向けた、OVA版episode5「黒いユニコーン」/RE:0096では13話のセリフです。

大人の事情を並べず、助けたい相手の名前をそのまま伝えています。

ミネバ・ザビと呼ばれる立場を知ったうえで、自分にとってはオードリーだと言い添えているのがこのセリフの要です。

なんだか、他人事みたいだ。自分たちの今後を語っているのに、あなたの言葉には、他人事みたいな冷たさを感じる。

フル・フロンタルへ向けた、OVA版episode6「宇宙と地球と」/RE:0096では16話のセリフです。

自分たちの今後を語っているはずの相手の言葉から、他人事のような冷たさを感じ取っています。

論理の穴ではなく温度で違和感をつかんだ、というのがバナージらしい見抜き方です。

みんなのために、みんなのために使う!連邦も、ジオンも、宇宙も、地球も関係ない!

フル・フロンタルへ向けた、episode6「宇宙と地球と」/RE:0096では17話のセリフです。

箱を誰のものにするかではなく、みんなのために使うと答えました。連邦もジオンも関係ない、と枠のほうを外しています。

渡してしまえばいいと言っていた人物が、自分で使い道を決めるところまで来たセリフです。

※資料によっては2つの引用に分けて掲載されています。

人の未来は人が作るものだ。人は弱くて、不完全で…だから託すんだ!託されて歩き続けるんだ!

アンジェロ・ザウパー
出典元:公式HP

アンジェロ・ザウパーへ向けた、episode6「宇宙と地球と」/RE:0096では17話のセリフです。

人が弱く不完全であることを認めたうえで、だからこそ託し、託されて歩き続けると言っています。

砂漠で何と戦えばいいのかと叫んでいた人物が、引き受ける側に回った到達点にあたります。弱さを否定せずに前へ出る、という形は変わっていません。

ソラガン
「託すんだ」で止めず「託されて歩き続ける」まで言うところが、この人らしいと思います。

※「人の未来は、人がつくるものだ。」という表記もあり、後段を別の項目に分けて掲載している資料もあります。話数もepisode6とRE:0096の17話で体系が異なります。

ニュータイプが新たな人の形であるなら、それを見分ける力は、今の人間にはないと思います。

RE:0096では20話にあたる、終盤の長いセリフです。

ニュータイプが新しい人の形だとしても、それを見分ける力は今の人間にはない、と述べています。

そのうえで人の持つ可能性を信じたいと続けるので、断定ではなく保留から始まる肯定になっています。

※資料によって、中間部を含む長文で掲載されていたり、2つに分けて掲載されていたりします。

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器だなんて、たとえ造り物であっても、人はそんなものになれませんよ!

フル・フロンタルへの最終的な答えとなる、OVA版episode7「虹の彼方に」のセリフです。

造り物であっても人は器にはなれない、と相手の立場そのものを退けています。

人を道具や容れ物として扱わない、という一点は、ユニコーンガンダムへ語りかけた言葉からずっと変わっていません。

バナージが受け継いだ、マリーダ・クルスの言葉

バナージが繰り返す「それでも」は、もともとマリーダ・クルスがバナージへ向けた言葉です。

「『それでも』と言い続けろ 自分を見失うな」という言葉で、確認できた資料には話数や場面の記載がありませんでした。

この言葉をバナージが言い直したのが、マリーダ本人へ向けた7話のセリフです。受け取った言葉を、渡してくれた相手へ返している形になります。

本人が言ったものと、本人へ向けられたものを分けておくと、誰の言葉がどこへ渡ったのかが追えます。

「それでも」を言ったのは誰か
言葉言った人向けた相手
「それでも」と言い続けろ 自分を見失うなマリーダ・クルスバナージ・リンクス
それでも! それでもあなたはマリーダさんだ。だから感じた、だから分かったバナージ・リンクスマリーダ・クルス

バナージ・リンクスの名言・セリフまとめ

バナージ・リンクスのセリフを物語の順に並べると、変化がそのまま線になります。

最初は箱を渡してしまえばいいと言い、砂漠では何と戦えばいいのかと叫びました。それが終盤では、みんなのために使うと言い、人は弱くて不完全だから託すのだと言い切ります。

その間に挟まっているのが、マリーダ・クルスから受け取った「それでも」です。感じる心を止めない、という一点だけを持ったまま、バナージは拒む側から引き受ける側へ移っていきました。

探しているセリフへ戻るときは、OVA版のepisode番号とRE:0096の話数の両方を手がかりにすると早く辿り着けます。文言が気になったときは、それぞれの注記も確かめてみてください。

セリフで見るバナージの変化
段階セリフ話数
拒絶箱なんて…箱なんて渡しちゃえばいいでしょう!5話
迷いこれ以上なにをどうしろって言うんです! 何と戦えって言うんですか!episode4
立ち直り感じる心を、止めてしまっては駄目なんだ。episode4/12話
答えみんなのために、みんなのために使う!episode6/17話
引き受け人は弱くて、不完全で…だから託すんだ!episode6/17話

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