ジンネマンの名言・セリフ一覧!マリーダへの言葉や作中の名言を場面順に紹介

ジンネマン

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ジンネマンは、直属の部下である強化人間のマリーダに単なる上官以上の親愛を持ちながら、過去に妻子を失ったことから再び父になるのを恐れ、あえて一線を引いて接していた人物です。

流動し続ける状況でも的確な判断を下し、部下への指示から白兵戦やゲリラ戦術まで、豊富な戦場経験に裏打ちされた指揮官の実力を見せます。機動戦士ガンダムUCで彼が残した言葉は、その二つの顔がそのまま出たものばかりでした。

バナージへ向けた言葉は役割を言い渡して突き放す形が多く、マリーダへ向かう言葉は命令の形が途中で崩れます。口調が長くなるのは、文明と自然について語るときだけ。

この記事では、ラプラスをめぐる任務での言い切りから、文明とシステムをめぐる語り、マリーダを引き留めた叫び、恨みと許しをめぐる終盤の言葉までを、場面の順にたどります。

なお、ジンネマンのセリフは資料によって句読点や三点リーダ、漢字の開き方が少しずつ違うので、この記事では名言資料の表記にそろえました。

物語序盤でジンネマンが残した名言

序盤のジンネマンは、ラプラスをめぐる動きの中でバナージへ構えを示し、マリーダには自分の呼び方を直させています。

信じることの難しさを口にしたり、組織の事情を皮肉る言い方をするのも、この時期の言葉です。

本当にあるなら持って帰る 罠なら突破するまでだ

ラプラスをめぐる任務について、バナージへ向けて言い切った言葉です。

在るか無いか、安全か罠か。どちらに転んでも、引き返すという選択が入っていません。結果が二つに分かれる状況を、行動が一つに決まる形へ組み替えています。

この一言が残るのは、迷いが無いからではありません。迷う余地を先に潰しているからだと思います。頼もしさよりも、引き返さない人という手触りが先に来ます。

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”マスター”はよせ

ジンネマン 名言 関連画像

マリーダへ向けて、自分の呼び方をやめさせた言葉でした。

ジンネマンは直属の部下である強化人間のマリーダに、単なる上官以上の親愛を持ちながら、過去に妻子を失ったことから再び父となるのを恐れ、一線を引いていました。

呼び方を正すこの一言は、距離を詰めないために本人が置いた線です。

親愛があるのに近づかない人から最初に出た言葉が、呼称の訂正だったというのが私にはよく分かりません。短いのに、二人の関係の形がこれで決まっています。

人が人を信じるのは本当に難しい

信じられないと言っているのではなく、信じることは難しいと言っている言葉です。

裏切る側の話ではありません。信じる側の労力の話として聞こえます。難しいと認める人は、それでも信じようとした場面を持っている人です。

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鼻先にぶら下げられたエサには、食いつかずにはいられないのが我々の現状です それがもし毒入りだったりすれば、上はさぞがっかりするでしょうな

敬語のまま、上の立場の人たちを笑ってみせた言葉でした。

目の前に差し出されたものに食いつかずにいられない現状を、自分たちのこととして認めています。そのうえで、それが毒だったときに上ががっかりするという順番で話を置きます。

命令に従う側の口調は、最後まで崩れていません。それでいて、従わせる側を皮肉っています。ジンネマンのいちばん意地の悪い喋り方がここです。

戦場にいれば そうとしか説明できない力を感じたことはありますが

説明のつかない力を、肯定も否定もしていません。戦場で感じたことはある、と留めて、自分の経験の範囲だけで答えています。

相手が何を信じていても話を広げない受け方で、この人の答え方はいつもこの形です。

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ジンネマンが物語中盤に語ったセリフ

中盤には、戦況を形だけで読む短い判断と、ふてくされる相手を役割の話へ引き戻す言葉が並びます。

文明とシステム、ジオンと地球の体制、そして自然について語る長い言葉が入るのも、この辺りです。

目的がなんであれ、軌道上でランデブーする気でいるなら隙が生まれるな

相手の目的は問いません。軌道上で合流するつもりなら穴ができる、と形だけで読んだ言葉です。

動機を推測しない代わりに、動き方から隙を数えていて、相手が何を考えているかは当てにしない、という戦場での癖がそのまま出た判断です。

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お前はパイロットだ 被害者根性でふてくされるのはやめろ

落ち込んでいる相手へ、役割の名前をそのまま言い渡しました。

気持ちを聞き取るのではなく、乗り手としての立場へ引き戻しています。慰めないので厳しく聞こえますが、相手を被害者として扱ってはいません。

叱り方が、そのまま評価になっている言い方です。

嘘だな お前の目はそんなこと納得しちゃいない

相手の言葉をその場で否定して、根拠を目に置き直した言葉です。

納得していないのは口ではなく目だ、という言い方なので、嘘をとがめているのではありません。言っていることよりも、顔に出ているものを採る人です。

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自分の生き死には自分で決めるっていう奴の目だ なら死ぬまでやせ我慢してみせろ

相手の目に見えたものを言い当てて、そのまま突き放した言葉です。

自分で決める人間だと認めたうえで、なら最後までやせ我慢しろと返しました。認めることと甘やかさないことが、一つの文に同居しています。

目を根拠にする言い方は、前の一言と変わりません。並べると、この人が相手の言葉そのものをあまり信用していないのが見えてきます。

みんなが平等に束ねられたわけじゃない はじかれて潰された連中の怨念は、今でもこの地球にへばりついている

怨念という言い方
恨みや反発とは言っていません。怨念と言うので、誰かの感情というより、場所に残り続けているものとして語られます。終盤で自分の恨みを口にするときの言い方とは、温度が違います。

地球に残った側について語った言葉です。

まとめられた歴史の側を主語にしていません。そこからはじかれた側を、主語に置いています。制度の説明に見えて、最後は消えない感情の話に着地するのが、ジンネマンの語りの形です。

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意地を張り合う相手がいるってだけで違うもんさ

足を引っ張っただけではないか、という引け目に返した言葉でした。相手はバナージです。

役に立ったかどうかではなく、張り合う相手がいたかどうかで数えています。相手を戦力として評価したのではありません。自分の側の変化として話しているのが読めます。

ジンネマンには、こんな言葉もあります。「バナージ…礼をいう お前がいなかったら、俺も途中でへばっていたかもしれん」

へばっていたかもしれない、まで言うのだから、張り合う相手がいて違ったという話も、言葉を飾ったものではなかったのだと思います。

ソラガン
年上の側から先に礼を言うんだ、と思わず二度読みました。

そこでまた別のシステムってやつが出来あがった

新しいシステムが出来上がったところを指して言った言葉です。

ジンネマンの語りはここで止まらず、そのシステムが複雑になりすぎて、人がシステムを維持するために生きなければならなくなった、という段まで進みます。

出来上がったという言い方に、良し悪しは入っていません。人が作ったものが、いつのまにか人の都合から外れていくという見方で、後の自然についての言葉と同じ形をしています。

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どちらかがどちらかを屈服させようとするだけだ

相容れないもの同士がどうなるかを、一つに言い切った言葉です。

ジンネマンは、宇宙に捨てられた者に希望と生きる指針を示すための必然がジオンだと言いました。地球に残った古い体制はそれを否定した、出自の違うシステム同士は相容れない、と話は進みます。

どちらが正しいかを争うのではなく、屈服させようとするだけだと言うので、理屈の勝ち負けには期待していません。思想の対立を、正誤ではなく力の押し合いとして見ている人の言葉です。

システムと宇宙、ジオンについて残した言葉
セリフ軸になる語
そいつが複雑になりすぎて、いつの間にか人は そのシステムを維持するために生きなきゃならなくなったシステム
あげく、生きることを難しくしちまって その本末転倒から脱するために宇宙へ新天地を求めた宇宙
宇宙に捨てられた者、スペースノイドに希望を与え、生きる指針を示すための必然 それがジオンだジオン
地球に残った古い体制はそいつを否定した 出自の違うシステム同士が相容れることはないからな地球に残った古い体制

人が自然から生まれた生き物なら、人が出すゴミや毒も自然の産物ってことになる

人を自然の外に置かないところから始まる言葉です。

人が出したものを人工物として切り離さないので、環境の話が善悪の話になりません。

乱暴に聞こえて、筋だけは通っています。ここで、ジンネマンが人間を特別扱いしない人だとはっきりします。

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このまま人間が住めなくなったとしても それはそれで自然がバランスを取った結果ということなんだろう

人が住めなくなった場合まで引き受けました。

起きてしまったことを、自然が釣り合いを取った結果として置いています。救いのある結論ではありません。それでも投げやりに聞こえないのは、人を自然の内側に入れたまま話しているからだと思います。

自然に慈悲なんてものはない、昔の人間はそいつを知っていた ほかならぬ自然の産物の本能としてな

慈悲が無いことを、昔の人間は分かっていたという言い方です。

しかも、分かっていた理由を知識には置いていません。自然の産物の本能として説明します。知識ではなく本能に置くので、人は自然を観察する側ではなく、最後まで自然の一部のままです。

システムの話と自然の話は、どちらも人を特別扱いしないという一つの構えから出たもの。ジンネマンの思想がいちばんまとまって出るのがこの三つだと思います。

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作戦だ、いいも悪いもない

良し悪しを持ち込まない、と言い切った言葉です。

ジンネマンは「殺す奴がいて殺される奴がいるだけのことだ」とも言いました。戦場をそう見ている人の口から出ると、これは言い逃れではなく、そのままの説明に聞こえます。

終盤でこの割り切りを自分から崩すところまで行くので、折り返し地点として読める一言です。

ジンネマンのマリーダへの言葉

マリーダへ向けた言葉は、ほかの場面と口調が違います。命令でも説明でもなく、戻ってこいと呼ぶ声になります。

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そこを開けて降りてこいマリーダ! 一緒に宇宙へ帰るんだ! 俺と来い! 俺を独りにするな!

マリーダが思い返す場面に出てくる言葉でした。

開けろ、帰るぞ、来い、と命令の形で並べたのに、最後の一文だけが願いになっています。上官の言葉が途中から懇願へ崩れていくところが、この一言の芯です。

一緒に帰る相手として呼んでいるのに、締めの主語は相手ではありません。引き留めたい理由が、部下を失うことではなく独りになることだったと読めます。

呼び方を直させて一線を引いていた人が、ここでは自分からその線を踏み越えました。だから序盤の短い一言が、後になって効いてきます。

ソラガン
線を引いていた側がいちばん先に崩れるんだよなあ。

※「そこを開けて降りてこい、マリーダ」と短く書く資料もあります。

マリーダ、戻ってこい お前が戻れば、みんな元どおりだ

戻ってくれば元どおりになる、と言って呼びかけた言葉です。

独りにするなと言った人が、ここでは自分ではなく、みんなを主語に置いています。戻ってほしい理由を、本人の側に置いていません。本人の側から全体の側へ移した言い方で、説得のために置き換えたように見えます。

元どおりという言葉がすでに無理を含んでいるので、私にはここがいちばんつらい呼びかけに聞こえます。

向けられた相手が分かっている言葉
セリフ向けられた相手
本当にあるなら持って帰る 罠なら突破するまでだバナージ
”マスター”はよせマリーダ
意地を張り合う相手がいるってだけで違うもんさバナージ
そこを開けて降りてこいマリーダ! 一緒に宇宙へ帰るんだ! 俺と来い! 俺を独りにするな!マリーダ

物語終盤でジンネマンが残した名言

終盤の言葉は、割り切りを捨てるところから始まります。

恨みも後悔も理屈では消せないと認め、最後に許すところまで進みます。

お前さえ…お前さえ生きていてくれれば、それで…

お前さえ、という言い方を二度重ねました。

条件を一つに絞って、それで、と言いかけたまま終わります。最後まで言わないのは、言えば願いになってしまうと本人が分かっているからのように聞こえます。

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連邦の艦に乗り込んだら、隙を見て乗っ取ってやるつもりでいた だが、そんなことはもうどうでもいい

どうでもいい、の中身
投げたのではありません。優先するものが入れ替わっています。何が残ったのかは、この後の言葉に出てきます。

自分が抱えていたもくろみを明かして、それを自分で下ろしました。

ジンネマンは移乗した艦の中で、フル・フロンタルの命に従って占拠に荷担するかどうかを迷っていた立場でした。その迷いは、ここには残っていません。

作戦に良し悪しは無いと言い切っていた人が、作戦そのものをどうでもいいと言います。割り切りで立っていた人が、割り切りを手放す場面です。

理屈では消せんのです 恨みも…後悔も…

消せないものがある、と認めました。

この前にジンネマンは、ガランシェールをロンド・ベル陽動のために自沈させ、ミネバやクルーとともにネェル・アーガマへ移乗しています。呉越同舟となった艦内で攻防が起きるなか、艦の占拠に荷担するかを迷っていた頃でした。

この言葉には、何もしてやれなかった、怖かったろうに痛かったろうに、と続けて、最後に二つの名前を呼ぶ長い形が資料にあり、恨みと後悔が誰へ向いたものかはその末尾に出ています。

妻子を失い、再び父になることを恐れて一線を引いていた人の中身が、ここで一度に出ました。理屈で片付かないと認めたことが、この後の許すという言葉につながります。

※「理屈では消せんのです。恨みも……後悔も……。何も……してやれなかった……! 怖かったろうに、痛かったろうに……何も……! フィー……マリィ……」と、続きまで載せる資料もあります。

終盤のジンネマンについて分かっていること
手がかり内容
艦の移り方ガランシェールをロンド・ベル陽動のために自沈させ、ミネバやクルーとともにネェル・アーガマへ移乗した
艦内の状況呉越同舟となった艦内で攻防が生じ、フル・フロンタルの命に従って艦の占拠に荷担するかを迷っていた
過去との区切りマリーダの呼び掛けと願いによって、全ての過去を振り切った
待っていた相手ゼネラル・レビルの出足が遅れていた

許す…最後の命令だ、心に従え

恨みも後悔も消せないと言った、その続きで出る言葉でした。

わがままではないか、という問いかけに対して、許すと答えています。そのうえで、最後の命令という形を使って、心に従えと言いました。

命令という形を使って、命令から相手を解いています。上官でいることをやめないまま、上官であることを手放す言い方です。

ジンネマンはマリーダの呼び掛けと願いによって、全ての過去を振り切りました。許すという一言は、相手を楽にするためだけのものではなかったはずです。

ソラガン
命令の形でしか優しくできない人なんだ、と思いました。

※三点リーダや句読点の位置は資料で違い、「最後の命令だ……。心に、従え」と書くものもあります。

確かに、晴らして晴らせる恨みじゃない でも虚しいってのとはちょっと違う

恨みが消えないことを認めながら、虚しさのほうは否定した言葉です。

晴らせないのに虚しくない、という言い方は矛盾しているように見えますが、消えないものを抱えたまま、別のものを得た人の言い方として読めます。

理屈では消せないと言った人が、消せないまま先へ行くと言いました。終盤でいちばん変化が出ている一言だと思います。

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疲れたんでしょう 何もかも諦めて、暗い所にうずくまってる自分ってやつに

疲れた相手について、誰かへ説明している言葉です。

疲れた対象は、外の何かではありません。諦めてうずくまっている自分自身だと言い当てています。

責める言い方をしていないので、同じところに座っていた人の言葉として聞こえます。

待ちましょう、ユニコーンを 今度は俺たち大人が、あいつを守ってやる番です

ゼネラル・レビルの出足が遅れていて、艦をどう動かすかを話している場面の言葉でした。

待つという判断を自分から出して、守る役は大人の側だと言い直しました。落ち込む相手をパイロットだと突き放していた人が、守る順番の話をしています。

ユニコーンを待つのは戦力を待つ話でもあり、それを守ってやる番だと言い換えるところに終盤のジンネマンが出ています。

ソラガン
大人が守る番、って言える人になったんだ。

お前ってやつは…最後の最後に、そんなことを言いに来たのかよ

相手が最後に言いに来たことへ、呆れた形で返した言葉です。

お前ってやつは、から始まるので、怒りよりも先に相手への諦めが出ています。何を言いに来たのかは、この言葉だけでは分かりません。

最後の最後にと重ねるので、もう終わりだと本人が思っていた場面だと読めます。

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最後の命令が、許すという言葉だったのはなぜか

いちばん引っかかったのは、最後の命令だと口にした言葉が、命令の形をしていたことです。

ジンネマンは、呼び方を直させて距離を取り、作戦に良し悪しは無いと言い切り、落ち込む相手には役割の名前を言い渡してきた人です。

その人が、恨みも後悔も理屈では消せないと認め、最後に許すと言いました。しかもただ許すのではなく、命令という形を借りています。

私はこれを、優しさの下手な人の精一杯だと受け取りました。命令なら出せる、という回路しか持っていなかったのだと思います。

そう思う理由は、引き留めたときの言葉です。開けろ、帰るぞ、来いと命令の形で並べたのに、最後に独りにするなと自分の願いが出てしまいました。あのときは形が崩れました。

最後の場面では崩れていません。命令の形を保ったまま、中身だけを反対にしています。崩れなかったほうが、私にはつらく見えました。

もし願いの言葉で送り出していたら、この一言はここまで残らなかったと思います。上官でいることを最後まで手放さなかったから、手放したものの大きさが分かります。

自然に慈悲なんてものはない、と言い切ったときの構えも、ここで裏返って見えました。人を特別扱いしないと言っていた人が、最後に自分で慈悲の真似をしている。

調べ終えて残ったのは、恨みを晴らすための言葉ではなく、恨みを抱えたまま人を送り出すための言葉でした。

ソラガン
強い言葉よりも、形が保たれている言葉のほうがこたえました。

ジンネマンの名言・セリフまとめ

ジンネマンの名言は、引き返さないと言い切る序盤から、恨みを抱えたまま人を送り出す終盤まで、口調がはっきり変わります。

バナージへ向けた言葉は、役割を言い渡して突き放す形が多く、張り合う相手がいて違ったという一言や、名前を呼んで礼を言う言葉もあります。相手の口より目を根拠にする言い方も、この人の癖でした。

マリーダへ向けた言葉は命令の形で始まり、独りにするなという願いへ崩れます。終盤では、理屈では消せないと認めたうえで、最後の命令として心に従えと許します。

文明とシステム、ジオンと地球の体制、自然については、人を特別扱いしない構えが変わりません。慈悲は無いと言い切った人が、最後の命令として許すと口にしたことが、ジンネマンのいちばん分かりやすいところだと思います。

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