スポンサーリンク
セイラ・マスのセリフを、場面と相手が確認できたものだけ並べました。第2話でカイ・シデンをひっぱたいた一言から、第46話でブライトに語った兄への言葉までが入っています。
それぞれ、どの場面の言葉で、誰に向けられたものかを添えています。話数が分かっているものは話数も併記しました。
記事の途中には、場面ごとの区分と話数順の一覧を表にしてあります。探している一言がどのあたりの場面か、先に見当をつけられます。
セイラ・マスの名言・セリフ一覧
セイラ・マスの言葉として確認できたのは21件です。この一覧では、その21件を1つずつ見出しに分けて並べていきます。
並び順は、資料での確認件数を目安にしています。文言は複数の資料を照らし合わせて確かめていますが、1件の資料でしか確認できなかったものも含みます。話数は分かっているものだけを書き、分からないものには書いていません。
21件のうち1件は、口に出した言葉ではなく、書き残されたものとして記録されています。誰に向けた言葉なのか、どんな場面での言葉なのかは、それぞれの見出しの本文で扱います。
あなたならできるわ
第5話、アムロが出撃する場面でセイラがかけた言葉です。
アムロは多勢に無勢で、ホワイトベースからの援護もあまり期待できません。引力に捕まって落下しないよう高度にも気を配る必要があり、さすがに自信なさげでした。
そこへ入ったのがこの一言です。励ますというより、迷っている時間を終わらせる役割の言葉で、アムロはやるしかない状況に置かれます。
同じ言葉は第7話の場面でも確認されています。
※相手については、資料によってはシャアを挙げている記述もあります。表記も「あなたなら出来るわ」とするものがあります。
それでも男ですか! 軟弱者!

第2話、逃げ遅れた人たちを探していた場面の言葉です。
セイラはフラウと一緒に避難者を探していました。そこへ現れたカイ・シデンが、負傷者に構わずそそくさと逃げようとします。
その態度に我慢できず、セイラはカイをひっぱたいてこの言葉をぶつけました。
そもそもセイラたちが避難者の捜索に駆り出されている状況自体が異常で、この時点のカイに多くを求めるのは酷でもあります。それでも黙っていられないところに、育ちの良さがそのまま出ていると読めます。
※発言者の表記は資料によって割れています(セイラ/セイラ・マス)。文言も「それでも男ですか、軟弱物!」とする資料があります。
スポンサーリンク
兄は鬼子です。父の本当の望みを歪めて受け止めて、自分ができるなんて。キャスバル兄さんじゃありません
第39話、ブライトとのやりとりの中で出てくる言葉です。
セイラは直前に、兄と刺し違えてもいいという気持ちまで口にしていました。ブライトが名前を呼んだあと、この言葉が続きます。
兄を鬼子と呼び、キャスバル兄さんではないと言い切るところまで来ていました。兄妹の縁を切る宣言に近い言葉です。
この断絶は最終的にやや修復されます。改善とまでは行かなかったものの、お互いが思う道を選ぶことになりました。
※資料によっては、ホワイトベースへ乗り込んできたランバ・ラルに向けた台詞として、第20話の場面で紹介されています。
事実は事実よ
第5話、出撃直前のアムロとのやりとりで返した言葉です。
セイラは接近するザクの方向と機数を伝えました。アムロはそれに反論しますが、セイラはクールに切り返します。
状況を飾らずに伝えるのがこの場面のセイラで、このあとに続いたのが「あなたならできるわ」でした。

いえ、もうそれもできないでしょうね。ホワイトベースに愛着もあるし、それにできもしないことをできると信じている兄を思うと、刺し違えてもいいって
第39話、ブライトの前で兄について語った言葉です。
ホワイトベースへの愛着と、できもしないことをできると信じている兄への思いが、同じ一言の中に並んでいます。
これを聞いたブライトが名前を呼び、セイラはさらに兄は鬼子ですと続けていきました。
刺し違えるという言葉が出る時点で、説得の段階はもう過ぎていると読めます。
そうかしら。こんな時だからこそ、友情って大切よ
第33話、アムロと話していた場面の言葉です。
セイラは直前に、最近フラウ・ボゥに冷たいのではないかとアムロへ切り出していました。アムロの返事を受けて、この言葉が出ます。
戦いが続いているからこそ、という言い方で人との関わりを後回しにしない立場を取っています。
※資料によって「そうかしら?こんな時だからこそ友情って大切よ」という表記もあります。
そうよ、アムロはニュータイプですもの
第40話、アムロと言葉を交わす場面で出てきます。
セイラは直前に、そのへんは自信を持ってと声をかけていました。アムロが聞き返したあとに、この言葉が続きます。
ニュータイプという語を、セイラがアムロ本人へ当たり前のように向けている点が目を引きます。
スポンサーリンク
そんな、不良みたいな口の利き方、おやめなさい!
第2話、カイ・シデンをひっぱたいた直後の言葉です。
「それでも男ですか! 軟弱者!」に続けて出てくる一言で、カイの口の利き方そのものを咎めています。
この場面が、セイラというキャラクターを確立させたと整理されています。

※発言者の表記は資料によって割れています(セイラ/セイラ・マス)。文言も「そんな、不良みたいな口のききかた。おやめなさい!」「そんな……不良みたいな口のきき方、おやめなさい!」とする資料があります。
そんな兄は見たくありません!いっそ死んでくれれば…
第46話、ブライトとのやりとりの中の言葉です。
この直後にブライトが理由を尋ね、セイラは野心と妄想よ、と答えていきます。
兄に対して、いっそ死んでくれればとまで口にしているのがこの場面です。言葉の強さは、この一覧の中でも際立っています。
※資料では、この場面を『機動戦士ガンダムΖΖ』の46話として整理している記述があります。
なぜって…あなた最近、フラウ・ボゥに冷たいでしょ?
第33話、アムロへ向けた言葉です。
このあとアムロが返事をし、セイラは「そうかしら。こんな時だからこそ、友情って大切よ」と続けます。
戦いの話ではなく、身近な相手への態度を持ち出しているところが、この場面のセイラです。
※資料によって「なぜって、あなた最近フラウ・ボゥに冷たいでしょ?」という表記もあります。
やめなさい、アムロ!やめなさい、兄さん!2人が戦うことなんてないのよ…!戦争だからって2人が戦うことは…!
第43話、アムロと兄が戦っている場面でセイラが呼びかけた言葉です。
セイラは2人の名前を続けて呼び、戦う理由はないと訴えます。それでもシャアとアムロの戦いは続きました。
どちらの側にも立てない位置にいることが、この呼びかけにそのまま出ています。

| 場面の区分 | 向き合った相手 | 話数 |
|---|---|---|
| サイド7からの脱出 | カイ・シデン | 第2話 |
| 出撃するアムロへの通信と助言 | アムロ | 第5話/第7話 |
| アムロとフラウ・ボゥのこと | アムロ | 第33話 |
| アムロのニュータイプ能力について | アムロ | 第40話 |
| セイラ自身が前に出る場面 | 第16話/第32話 | |
| 白兵戦で銃を向けられた場面 | ランバ・ラル | 第20話 |
| 兄シャアについての言葉 | ブライト/アムロと兄 | 第39話/第43話/第46話 |
| 口に出した言葉ではない形で残るもの |
大丈夫よ、アムロ。ザンジバルから発進したモビルスーツじゃないでしょ?気分がクサクサしてるから暴れてさっぱりしてくる
第32話、アムロがセイラを気遣う場面の言葉です。
セイラは出てきた相手を確かめたうえで、気分がクサクサしているから暴れてさっぱりしてくる、と返します。
大丈夫と言いながら、自分の心の状態のほうを先に説明しているのが、この一言の妙なところです。
スポンサーリンク
後方R3度、 ザクは4機よ
第5話、出撃前のアムロへ状況を伝えた言葉です。
方向と機数を数字で伝え、アムロが反論すると「事実は事実よ」と返しました。
ザクは4機という数字が、このあとのやりとりの前提になっています。
時代を待っているのですか? 兄らしい…
第46話、ブライトが兄の様子について話したのを受けて出た言葉です。
セイラは兄の動きを時代を待つ姿と受け取り、兄らしいと言い添えます。
否定でも肯定でもない、兄をよく知っている人の言い方になっています。
野心と妄想よ…。兄は、なにか宇宙の意志のようなものに従わねばならないと思っているんです
第46話、ブライトに理由を問われて答えた言葉です。
直前にセイラは、そんな兄は見たくありません、いっそ死んでくれればと口にしていました。その理由がこの答えです。
兄の行動を野心と妄想と切り分け、宇宙の意志のようなものに従わねばならないと思い込んでいる、と説明しています。
兄を否定する理由が、感情ではなく兄の考え方の構造に置かれているのが、この場面の特徴です。

あなたみたいな人、サイド7に1人で残っているといいんです
第2話、カイ・シデンへ駆け寄ってビンタしたあとに続けた言葉です。
セイラは「それでも男ですか! 軟弱者!」とぶつけ、続けざまにこの言葉でカイを叱咤しました。
逃げようとした相手へ、置いていかれる側に回ってみろと突き返した形になっています。
※文言は資料によって「アナタみたいな人、サイド7に一人で残っているといいんです!」という表記もあります。発言者の表記も割れています。
大丈夫よ。そのへんは自信を持って、アムロ
第40話、アムロと話す場面の言葉です。
アムロがバランスの取り方の難しさを口にしたのを受けて、セイラは自信を持つよう伝えます。
このあとアムロが聞き返し、セイラは「そうよ、アムロはニュータイプですもの」と続けました。
※文言は「大丈夫よ、その辺は自信を持って、アムロ」とする資料もあります。この一言については発言者の記載が取れていません。
シ、シミュレーションで完全に覚えているつもりなのに、Gがこんなにすごいなんて

第16話の言葉です。シミュレーションで完全に覚えているつもりだったのに、実際にかかるGがすごい、と口にしています。
準備してきたことと、体で受けるものが違ったという驚きが、そのまま言葉になっています。
落ち着いて状況を伝える場面が多いセイラの中で、言いよどみから入る珍しい一言です。

※発言者の表記は資料によって割れています(セイラ・マス/セイラ)。日付として2016年7月31日・1979年を併記する資料もありますが、どちらもこの場面の時点を示すものとしては確認できていません。
アルテイシアと知って、なぜ銃をむけるか?
第20話、ホワイトベースへ乗り込み白兵戦を挑んできたランバ・ラルに銃を向けられた場面の言葉です。
相手はセイラがアルテイシアだと知ったあとも銃を下ろさず、そのまま話を続けます。それに向けて出たのがこの問いでした。
アルテイシアという名前が通じる相手にさえ、銃は下がらない。その現実を突きつける一言です。
※文言は「アルテイシアと知ってなぜ銃を向けるか。」とする資料もあります。
スポンサーリンク
兄を殺さねばならないかも……
これは口に出した言葉ではなく、セイラが書いたものとして扱われている一文です。
富野由悠季による説明が残っています。セイラがこう書いたのは、シャアの演じている嘘を見破ったということであり、一番鬱陶しくて事態をメチャクチャにしているのがシャアだと分かっているからでしょう、という内容です。
説明はあわせて、フィリピンのベニグノ・アキノ・ジュニア暗殺事件に関わったフェルディナンド・マルコスが、逃げ出さねばならなかったのに大統領に就任したことにも及んでいます。人は思っているほど冷静ではなく、気分が良くなってしまう方へ行ってしまう。そういう人のあり様の不愉快さがセイラには見えたのだろう、という受け止めも記されています。
作り手側の説明が残っている、数少ない一文です。

※相手について、資料によってはシャアを挙げている記述もあります。
戦争は当分続くだろう
セイラが株式の売買で培った経験から立てた予測として書かれている一文です。
資料は、もしセイラがアウドムラにいて、ダイクンの家が人身御供の家系であることの苛立ちを聞いていれば、シャアを危険なものとして殺していたかもしれなかったとしています。
実際にはそうならず、セイラはこの予測を立て、自身を卑下しながら1人で株式市況のキーボードを叩くだけでした。
戦場から離れた場所で、セイラは戦争の続きを見通していたことになります。
※話数・場面は分かっていません。
| 話数 | セリフ | 分かっている場面 |
|---|---|---|
| 第2話 | それでも男ですか! 軟弱者! | 逃げ遅れた人を探す中、カイ・シデンをひっぱたいて |
| 第2話 | あなたみたいな人、サイド7に1人で残っているといいんです | 続けざまにカイ・シデンへ |
| 第2話 | そんな、不良みたいな口の利き方、おやめなさい! | カイ・シデンをひっぱたいた直後 |
| 第5話 | 後方R3度、 ザクは4機よ | 出撃前のアムロへ状況を伝える |
| 第5話 | 事実は事実よ | 反論したアムロへ返す |
| 第5話 | あなたならできるわ | 自信なさげなアムロへ(第7話の場面でも確認) |
セイラ・マスの名言・セリフまとめ
セイラ・マスのセリフは、大きく3つの方向に分かれていました。
1つはサイド7からの脱出で、カイ・シデンへ向けた第2話の3つの言葉です。もう1つはアムロへ向けた通信や助言で、第5話・第32話・第33話・第40話に並んでいます。
3つ目が兄シャアについての言葉です。第39話ではブライトの前で兄との縁を切り、第43話ではアムロと兄の両方へ呼びかけ、第46話では兄の行動を野心と妄想と切り分けました。
第16話や第20話のように、セイラ自身が前に出る場面の言葉もあります。話数が分からないものは、口に出した言葉ではない形で残っていました。
状況を数字で伝えるときの落ち着きと、兄に向けたときの激しさ。この落差がセイラのセリフを印象づけています。
スポンサーリンク










