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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイが7月に公開を控えていますね。
それまでに、と、小説も読んでみました!
ネット上ではよく「鬱エンド」と言われています。
閃光のハサウェイ小説を読んだ感想としては、確かに間違いなく、文字通りの鬱エンドでした…。
とにかくブライトさんが気の毒すぎて…
ハサウェイもなのですが、個人的に逆襲のシャア時代に起こしたチェーン撃破事件の恨みが邪魔をして、あまり感情移入できませんでした。
そんなことより、ブライトのその後が心配で心配で、夜も眠れないほどです。
今回は、閃光のハサウェイ小説の感想として、巻ごとの出来事や鬱エンドとなる理由も解説していきたいと思います。
誰も幸せになっていそうにない物語ですが、ガンダムファンとして楽しめる部分はたくさんありましたので、ぜひ最後までご覧くださいね!
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もくじ
閃光のハサウェイ(上) 小説の感想!出来事も紹介!
閃光のハサウェイは言うなればアムロとシャアの物語の直接的なエピローグと言えるんですよね…2人の物語を間近に感じた少年の物語は小説3冊のみならず1年戦争から続く26年分の歴史が背負われている… pic.twitter.com/SovRnF4o2E
— ガウルンさん (@i83472366) March 26, 2020
アニメ映像化は三部作となりますが、小説の閃光のハサウェイも、上・中・下巻の三部作です。
まずは上巻の感想として…
主人公機が出てくるのが遅すぎる!
ガンダムを読んでいるのですから、やっぱり早くガンダムと会いたいものです!
焦らされているのでしょうか(笑)
しかし、ガンダム登場前にも楽しめるシーンはいくつもありました!
閃光のハサウェイ(上)の、出来事やシーン別の感想も紹介しますね!
【スペース・シップ・ハウンゼンのハイジャック】
いきなりハサウェイが青年になっていることについていけませんでした。
閃光のハサウェイのハサウェイが成人していることは知った上で読みはじめましたが、それでも私の中のハサウェイは、逆襲のシャア時代のハサウェイ少年で止まっていたのです。
まず一つ目の出来事として、
偶然にも物語の主要人物が揃って搭乗していた、スペース・シップ・ハウンゼンでハイジャックにあうのですが、あのハサウェイが冷静に、堂々と、そして素晴らしい身のこなしで、犯人たちを捕まえるのです。
それどころか、主犯格はハサウェイにボコられました。
感想を一言でいうなら、
「あのハサウェイが…え…」
【キンバレー部隊との接触やホテル缶詰め】
ハウンゼンの事件の調書をとるため、乗客たちは一時ホテルに缶詰めにされてしまいます。
ホテルとは言っても、連邦のキンバレー部隊に監視されているようなものです。
しかしハサウェイには、隕石を装って落ちてくるガンダムを受け取るという、時間変更のできない大事な用事があります。
早くマフティーの仲間と合流しなければならないのです。
そのためにハンターと呼ばれる人間を捕まえて宇宙へ強制送還する組織の暴力沙汰に巻き込まれそうになったり、マフティーだと連邦にバレるのではないか心配したり、ホテルが受けた襲撃から逃げ回ったり、…
焦ったりビビったり、ドキドキワクワクの大忙しです。
ただ、少しばかりギギと男女ごっこをするシーンでは、逆襲のシャア時代のハサウェイ少年が私の中によみがえってしまい、
「ハサウェイ、調子に乗るな」
との感想も持ってしまいました(笑)
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【ホテル襲撃とペーネロペー初登場】
ハサウェイがマフティーとは無関係であると示すため、ハサウェイの指示でマフティーにホテル襲撃をさせました。
ハサウェイの指示ですが、ハサウェイが逃げ惑っているのは本気です。
ギギも一緒に連れているので、なかなか思うようにいかないのが、読んでいてももどかしかったです。
ここで初めてMS戦があるのですが、最大のライバル機であり敵の新型MS、ペーネロペーが登場します。
しかしペーネロペーの見せ場やすごさをあまり感じることができず、ただ「でかい」ということしか入ってきませんでした。
それよりも、気の良さそうな仲間の男、ガウマンが捕虜になってしまったことの方がショックで印象に残っています。
この辺りの感想としては、
「ハサウェイ少年を許して、だんだん閃光のハサウェイでの青年ハサウェイを受け入れられるようになってきた」
といった感じです♪
【マフティーと合流】
全員の調書を取り終えたことで解放されてからは、やきもきするシーンが続きます。
ここまでで随分と仲良くなった連邦のケネス大佐のお節介や、共に過ごし愛着の湧いてきたギギの誘惑から、早急に、かつ自然に逃れなければなりません。
マフティーと早く合流するためです。
キンバレー部隊から離れても、実はまだ疑われているかもしれない、どこかに監視がいるかもしれない、と気が気でないハサウェイ。
それを気にして、急いでいる素振りができません。
まるで観光客のようにときたま足を止めたり、散歩のようにのんびり歩いたり…
「早くしないとガンダム落ちてきちゃうよ!!!!」
観光客のような素振りでカヌーに乗る出来事がありますが、ここではもう
「まだやるんかい!もういいからはよ!」
といった感想です。
ハサウェイのやきもきする気持ちに寄り添うよりも、早く次の話を知りたい気持ちの方が強くなってしまいました(笑)
カヌーで沖へ出ると、仲間がクルーザーで迎えにきてくれます。
【Ξガンダム受け取りとペーネロペー撃破】
マフティーと無事合流すると、スピード感ある進行を感じました。
細かな出来事はいろいろありますが、間もなくΞガンダム登場となるのです。
降ってくるガンダムにハサウェイが乗り込み、そのまま連邦の新型MSペーネロペーとの戦闘に入ります。
ここ一番の熱いシーン!
が、くると思ったのですが…
言葉巧み…というか割と簡単に、捕虜となっていた仲間のガウマンを取り返します。
そして、割と簡単に、ペーネロペーを撃破します。
ペーネロペーが弱いとか、Ξガンダムが強いとかではないんです。
レーン・エイムが若すぎて、熱くなりすぎて、墜ちます。
感想としては、なんだか呆気ない感じが否めませんでした。
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閃光のハサウェイ(中) 小説の感想!鬱エンドの理由や出来事も紹介!
劇場映画3部作を製作中の「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」
原作の小説は、私が高校卒業後に半年入院した際に一気読みした
ちょっとしたグロ描写やストーリーに驚き、ハサウェイが飲んでいたジンジャーエールは私の好物飲料になった(笑)
今でも捨てきれずに持ってます
映画楽しみ♪#ガンダム pic.twitter.com/SKYxyBCo1R— 次郎丸 (@Jiroumaru5126) December 5, 2018
閃光のハサウェイ(中)小説の感想として、説明・解説的な文や出来事が多く、読みにくい印象でした。
それでも所々に名言が出たり、待ちに待ったキャラクターが登場するなど、楽しめるシーンはたくさんあります!
また、ギギの普段の生活や考え方、ヒロインとしての魅力が分かる描写も多いです。
物語の主軸となる出来事は少ないので、結局どうなるのかが分かれば良い、という人は上巻から一気に下巻へ読み飛ばしても良いかもしれませんね!
しかし、閃光のハサウェイを深く知り十分に楽しむには、絶対に欠かせない巻でしょう!
【ハサウェイ、彼女と揉める】
仲間と合流し戦闘もすんでホッと一息のところ、これまでの報告や情報交換をするハサウェイ。
当然ギギの話題も出て、彼女的立場であるケリア・デースと揉めることになります。
そこから、ギギのこと、ケリアのこと、シャアの反乱のことに少しずつ触れながら、今のハサウェイについて解説されます。
ここで最大の違和感が…
『シャアの反乱』と呼ばれる宇宙での局地戦争があったとき、未成年のハサウェイは、民間人のままモビルスーツ戦に巻きこまれて、そんな戦いの渦中、彼は、身近にいた人びとが次々に死んでゆくのを目撃し、さらに、初恋の少女を自分の手で殺してしまうような経験までした。
と書かれている部分なのですが、逆襲のシャアでは、初恋の少女を殺したのはチェーンであって、ハサウェイではありません。
ベルトーチカチルドレンの続きとして読んだ人にとっては、ハサウェイが殺してしまったと書かれていることに、違和感ないでしょう。
しかし、機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイの映画は、逆襲のシャアの続編として公開されるのです。
一応、小説作中でも
さらに、初恋の少女を自分の手で殺してしまうような経験までした。
とあるのですが、チェーンのことは全然回想せずクェスのことばかり考えているハサウェイが、あの事件を自分の責任と捉えているとは思えません。
ベルトーチカチルドレンと逆襲のシャア、どちらが正統かは別の話になると思いますが、この辺りは映像化で何か変化があるかもしれませんね!
【オエンベリのキンバレー部隊掃討作戦】
いきなりですが、女性メカニックのジュリアさんが上半身裸で登場します。
お色気シーンではない様子、いたって真面目に働いていらっしゃいます。
「男だけがトップレスでいい、っていう歴史感覚は嫌いだね。あたしたちは~…。」
とのことです。
男だろうが女だろうが、日ごろからトップレスなのはジュリアさんだけだと思いますけど。
長い解説文をはさみながら、ハサウェイたちはキンバレー隊の掃討作戦に入ります。
オエンベリでマフティーを名乗って活動するテロリストがおり、これの掃討作戦を行うキンバレー隊を、更にハサウェイたち本物のマフティーが掃討するという、一見ワケがわからない状態です。
しかし内容はシンプルで、大勢の一般人を巻き込んでドンパチする連邦(キンバレー隊)を、ハサウェイたちがやっつけるという解釈で構わないと思います。
ただ、ドンパチする連邦(キンバレー隊)のやることがかなりえげつなく、彼らから拷問を受けた人たちも酷い目にあっているのです。
読者の胸焼け予防のため、途中でケネスとギギの現在の様子が挟まれるほどの出来となっています。
この辺りは解説のための文章が長いので、拷問の描写が良い意味での刺激にならない人にとっては、退屈なシーンかもしれません。
【ファビオ・リベラ一行の仲間入り】
ハサウェイたちがオエンベリに来たのはキンバレー隊が目的でした。
キンバレー隊がオエンベリに来たのは、マフティーと名乗る武装団体を殲滅するためです。
ハウンゼンでもマフティーを騙ったハイジャックがありましたよね!
また偽マフティーですか、反地球連邦政府組織マフティー・ナビーユ・エリン、大人気じゃないですか。
と、思ったら、オエンベリでマフティーを名乗っているのも例のハイジャッカー一味でした。
またお前らか!!
ハサウェイたちマフティーは、彼らファビオ・リベラ一行を仲間にしました。
感想は、
「ファビオさんたち良かったね、本当のマフティーになれて!」
です。
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【ギギ・アンダルシア】
「ギギ・アンダルシア」というサブタイトルが付く項は他にあるのですが、しばらくギギ中心の話になります。
ギギの私生活や愛人としてのプロ根性、そして少女ながら立派な女であることが分かる描写がしばらく続くのです。
決してほんわかとした内容ではありませんが、生臭いシーンの後でもあるのでちょっとした休憩として楽に読み進めることができたな、という感想を持ちました。
ライバルの女を一言で撃退し、ケネスの元を陣取ったセリフが出てくるのこの辺りです。
こちらにもまとめているのでチェックしてみてください。
関連記事:ギギ・アンダルシアの有名なセリフや名言一覧!閃光のハサウェイや小説版からまとめてみた
とてもここに書ける言葉ではありません(下ネタが過ぎるためです)が、このセリフが閃光のハサウェイにおけるギギの立場を確たるものにしました。
ハサウェイとケネスの間を、まんまと独り占めできたのです。
【勝利の女神とエアーズロックへピクニック】
ケネスの元に身を寄せるようになったギギは、本人の自覚なく次々と予言やラッキーを起こし、勝利の女神と呼ばれるようになります。
勝利の女神たるギギを置いているケネスたちは、ハサウェイたちの船であるヴァリアントを撃墜し、MSも墜としました。
すごいことだと思うのですが、個人的には「え…いつの間に?ていうかヴァリアントって何だったの…。」といった感想を持ってしまいました。
ハサウェイも後から知ることなので、時系列に沿ってヴァリアント撃墜シーンがあるわけではありません。
ケネスたちの様子の描写の際にサラッとヴァリアント撃墜の話が出るので、本当に「えっ!いつ!?」という印象です。
あまりにサラッとしているので、行やページを飛ばして読み進めてしまったのかと思いました(笑)
更に、ギギが「……大佐……あたし、この空港は嫌いだな……」と発言し、ケネスたちが急いで発った直後に、空港が爆撃されるシーンもありますが、これまたサラッとしています。
ギギが勝利の女神であると印象付けるために数を入れたのでしょうか…
しかし、勝利の女神はハサウェイの元へ旅立ってしまいます。
ギギが「エアーズロックへ行きたい」などと言うので、何かの予感かと考えたケネスはギギと愉快なMS隊をピクニックに行かせたのです。
ギギの予感はギギのためのものであって、ケネスやキルケー隊のためのものではありませんでした。
勝利の女神を連れたピクニック隊は負けてしまい、ギギは自ら捕虜となりΞガンダムに連れ去られたのです。
見事ハサウェイと合流したのです!
【ブライトとミライ】
閃光のハサウェイの物語としては欠かせませんが、感想としてはわざわざ書くほどの重要な出来事ではない。
それが、ブライトとミライの初登場シーンです。
しかし、アムロとシャアの世界一壮大なケンカに初めから巻きこまれ、カミーユに修正され、シャングリラメンバーの面倒を見て、連邦にもいいように使われ続けてきたブライトさん。
次はどんな不運がブライトを襲うのか…
そんなわけで、ブライトとミライのシーンの感想を書かないわけにはいきません!
今のブライトはすでに辞表を出しており、退役してミライとレストランを始めることを夢見ています。
実際に明日、店舗となる不動産を見に行こうというときなのです。
それなのに!
3か月にも及ぶ任務を課せられ、素直に地球へ降下してしまいます!
もうっ!バカじゃないの!ブライトさん!
こんな真面目なブライトだからこそ、ミライと一緒になれたのでしょう。
でもでも、ガンダム…いえ、ブライトファンとしては、もう休んでほしい、ハラハライライラするシーンでした。
【ハサウェイ、マフティーを認める】
エアーズロックの戦闘で、ギギがハサウェイ陣営の方にやってきました。
勝利の女神がマフティーに微笑むのでしょうか。
この辺りでは、ケネスとハサウェイの男の大きさが比較されるように感じました。
個人的に、簡単に、感想として述べるなら「ケネスは大人だった。ハサウェイはまだ若い」といったところです。
「信じる者は救われる」とはよく言ったもので、ギギの直感を信じて大切に扱ったケネスには、勝利の女神が微笑みました。
対してハサウェイは、ギギのことを大切に思いながらも、丁重に扱うことはできなかったのです。
マフティーとして余裕がなく、クェスや今の恋人、そしてギギへの葛藤にもイライラしていたとは言え、ギギに自分がマフティーであると認めてしまい、さらに「出ていけ」とまで言ってしまいました。
…自分が連れてきたんですけどね。
懐の深さが勝利の女神を自分のものにできるかできないかの分かれ目だったのではないかと思います。
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閃光のハサウェイ(下) 小説の感想!鬱エンドの理由や出来事も紹介!
https://twitter.com/KILLERQ14533215/status/1181752556231393280?s=20
閃光のハサウェイ(下)の内容は、最後の戦いがほとんどを占めます。
ずっとアデレードの戦闘ですが、小さくもインパクトある出来事が多いので、楽しみながら次、次、とページをめくってしまいました。
感想としては、戦闘のラストであるΞガンダムとペーネロペーの対決が呆気なくて物足りない気がします。
しかし、本当に大切なところはその後かもしれません。
ついに鬱エンドの理由も明らかになりますよ!
【マフティーの宣戦布告】
マフティーは、アデレートで行われる会議を襲撃して連邦政府の閣僚を粛清する、という宣戦布告をテレビ放送で行いました。
逆光で顔がよくわからないとは言え、短期間であっても親友と言えるほどの仲になったケネスには、テレビで宣戦布告するマフティーがハサウェイであることはわかりました。
ここからはお互いに相手が誰なのか分かって戦うことになります。
ハサウェイはハウンゼンの時点からケネスを知っていましたが、ケネスは疑惑を持ちながら確信はしていなかったのです。
敵が知り合いという、ガンダムお馴染みの演出ですね!
「またか」というよりも「きたきた!」と熱くなってくるのは何故でしょうか…
マフティーがなぜアデレートの会議を狙うのか説明するセリフもあります。
これを見たケネスはマフティーに正義を感じますが、自分の仕事に専念し、敵対していくのです。
【アデレート襲撃】
この辺りの感想として「出撃前の死亡フラグが多すぎる」でした。
ここ一番の作戦前、特に軍人のような命を賭けるような仕事では、死亡フラグのような発言や行動をしておきたくなるのも分かります。
しかし、ガンダムだから!ガンダムだから!
もうガンダムファンには誰が死ぬのか、この辺で察することができます。
「と、思わせて、まさかのパターンがあるかも」と考えさせておいて、やっぱり予想通りになるのです。
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【ラー・カイラム地球へ降下】
ハサウェイがマフティーのリーダーとは微塵も思っていないブライトは、ハサウェイが風邪でもひいていないか心配しながら大気圏に突入します。
「ま、風邪よりは、女の心配でもした方がいいのかな?」なんて呑気なことを言っているのは、3か月だけ地球の任務に就いて、その後はレストランをしながらミライと過ごせると思っているからでしょう。
呑気なことを考えながら父が降りてきているとは知らないハサウェイ。
こちらも呑気に死亡フラグを吐いています。
緊迫した状況ながら、呑気な親子であると感想を持った出来事でした。
【ビーム・バリアー】
閃光のハサウェイの戦闘のうちクライマックスとなるのが、ビーム・バリアーのシーンになると思います。
ハサウェイ駆るΞガンダムと、レーン・エイムのペーネロペーが戦う、最後の出来事です。
実力差から言えば、パイロット的にも機体性能的にも、ハサウェイのΞガンダムが圧しています。
しかし、団体戦としては、ビーム・バリアーというトラップを用意していたケネス率いるキルケー部隊の方が、一枚上手でした。
ペーネロペーとの戦闘でそのトラップ中に誘導されてしまい、Ξガンダムとハサウェイは感電、停止してしまったのです。
この辺りは最後のMS戦として、もっと描写があっても良かったと思うのですが、とてもシンプルでした。
長くすれば良いというものでもないのかもしれませんが、ちょっと物足りない、あっけない、という感想です。
【マフティー(ハサウェイ)処刑が鬱エンド】
ここからは、ブライトが気の毒で気の毒でたまりません!
様々な方面に気を回すケネスのことも心配になってきます。
そして、未だにチェーン撃墜事件を許せない私ですが、マフティー(ハサウェイ)処刑は嫌でした!
カツの次に嫌いな男性キャラクターだったはずですが、閃光のハサウェイを読んで、ハサウェイの好感度が上がったのでしょうか。
息子が敵とは知らずにマフティー戦の補助として地球に降りてきたブライト。
到着時にはすでにマフティー戦は終わっていました。
連邦に嫌気がさして辞表を出したケネス。
後任がブライトになると知って焦ります。
何も知らないブライトに息子殺しをさせないよう、猛ダッシュでハサウェイを処刑しようとするケネスがとてもかっこいいです。
そこでも生真面目さを発揮し、任務として処刑に出ようとするブライトには、愛と涙を込めてひっぱたきたい気持ちになりました。
ケネスの配慮によって処刑も見ぬまま、何も知らないまま後任したブライトは、後に新聞でマフティー=ハサウェイと知ることになります。
しかも新聞では、ブライトがハサウェイを処刑したことになっているのです。
ガンダムに限らず、これ以上の鬱エンドがあるでしょうか…
この終わり方が、鬱エンドと言われる理由です。
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閃光のハサウェイ小説の感想!鬱エンドの理由や出来事まとめ
小説ですから、解説的で読みにくい場面もあれば、クスっと笑えるシーンもありましたし、興味を持って読める面白さもありました。
閃光のハサウェイ全体の感想として一言で表すとしたら、やっぱり鬱エンドです。
その理由は、宇宙世紀のガンダムのほとんどに出演してきた名脇役、ブライト・ノアの不幸にあります。
…ミライのことまで考えると、鬱エンドに拍車がかかるので深く考えない方が良いです。
ブライト自身が死亡するより、もっと酷いのです!
息子が死亡、しかもテロリスト、その上世間では自分が処刑したことになっています。
宇宙世紀のガンダムシリーズはたくさんあり、アムロ、カミーユ、ジュドー、シャア、バナージ…もっともっとたくさんの主人公たちが活躍してきました。
閃光のハサウェイの主人公も、ハサウェイ・ノアでした。
しかし、宇宙世紀ガンダム全てを総じての主人公は、ブライト・ノアではないでしょうか。
そう思わせるようなクライマックス、鬱エンドでした。
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